田舎での暮らし 幼少期2

田舎暮らし

 幼い頃は「おっとりしてる子供だった」と言うと皆から「うそぉ~信じられへん」と口々に言われる。一つ上の兄ちゃんとは顔がそっくりらしく、中学生の頃は私を坊主のしたら兄ちゃんで、兄ちゃんをオカッパにしたら私だと言われていたな。
その兄ちゃんは、幼稚園の年長さんの頃、漢字ノートはひたすら1ページにビッシリ一つの漢字を書くという勉強していた。すごーーー!と目を見開いてビックリしたことがあった。

 私はと言うと。。。同じ幼稚園に行くのに「兄ちゃんハンカチ持った?」とご飯食べながら、「行ってらっしゃーい」と送り出し。
さぁ~私も「行ってきまーす」と家を出たら、会う人に「おはよう」と声をかけられたら「おはよう」と言い、「おはようさん」と声をかけられたら「おはようさん」と言っていたらしい。
歩いて子供の足で30分はかかる所へ通っていたが、幼稚園へ行く途中にお父さんが働いているガソリンスタンドへ毎朝「お父さんおはよう!」と立ち寄り、そこに置いてあるウォーターサーバーで冷たくて美味しいお水を飲ませてもらい、お父さんに「行ってきまーす」と向かうが。。。
向かっていたらお花が咲いてるとそのお花を積んで幼稚園へ。到着した頃には、皆が朝のあいさつも終わりテレビ鑑賞中。朝のあいさつを皆とした記憶は全くない。

 兄ちゃんとの遊びで覚えていることがある。
お米の袋30kgが入る袋を頭から被って、家の坂道の端を落ちないでどこまで登れるか?を競う遊び。
袋を被ると、足首くらいしか見えないくらいだったんじゃないかな~?
坂道を登れば家があり、反対側は畑だった。落ちるのは畑の方。。。落ちたら交代。
今から考えると、なんとも危ない遊びをしていたんだろう。。。だけど、楽しかった。

 小学生の頃は、帰り道にビワの木がずらーっと並んで植わっていた。
道端に植わってるビワを食べて帰るのが日課だった。そのビワは本当に美味しかった。
ある日、お母さんに「あんた!毎日ビワを食べて帰って来てるのか?」と聞かれた。
「うん。あんビワはうまかぁ~」と言うと。。。「あんビワは、人んちのビワたい!」 
えーー。びっくりであった。道端にあるビワだとばかり思っていたのだ。
ビワの持ち主さんが家に来て、ビワを食べて帰るのはやめさせて~とお願いされたのだそう。
今から思えば、確かに道端と言っても石段の上に植わってたな~。ご迷惑なことをしていたんだな~。ごめんなさいでした。

 柿木を鉄棒代わりにして遊んでいた。
ある日、学校から1枚のチラシをもらった。それは、家庭用鉄棒のチラシだった。
わぁーーー!すごーーーい!そのチラシを握りしめて走って帰った。
勇気を振り絞り。。。「お母さ~ん!お願いです。この鉄棒買って下さい」と切願した。
お母さんからの一言!「なんば言うよっとか!あんたには、あの柿木があるじゃろー!」
何度もお願いした。最後には「うるさか!」と怒られた。。。。。
ほんまに欲しかったなぁ~ 家庭用鉄棒。。。
布団干しみたいな形してたなぁ~ その当時は色んな機械系が続々作られていたんだろうなぁ~

 機械系といえば。。。スタイリー♪スタイリー♪♪というCMがあった。
ベッド位の大きさくらいで、そこに寝転ぶとエビぞりしたりしていた。
懐かしいなーーーー!

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