田舎での暮らし 幼少期

田舎暮らし

 小2まで暮らしていた田舎でのある朝の出来事。

 朝、起きると先ずは井戸水で顔を洗っていた。井戸水は不思議だった。
夏は冷たくて気持ちよく、冬は温かいと感じるくらいのお水が出るのだ。
特に冬は、外に出るのがイヤだったある日。
家の中の水道水で顔を洗いに行こうとした。
すると、お母さんが、「井戸で洗っておいで!」と大きな声を出した。

そんなぁ~。。。外に出たら寒いやん。イヤだーーーー!
お母さんがトイレに行った隙に、水道水で洗った。

ひぇーーーー!冷たーーーい!!! 冷たすぎるやん。。。身震いした記憶がある。
「井戸で洗っておいで!」は、お母さんの優しさだったんだなと思う。
その日からは、毎朝の井戸水は楽しくなったなぁ~。

因みに、井戸水は地下深くを流れているので、殆ど外の気温の影響が少ないらしい。
深さによって多少は違うだろうが、常に14℃~16℃と一定の温度を保っているんだって。

 それから、決まってお母さんが、「誰か卵取って来て~」と毎朝言っていた。
井戸がある横にニワトリ小屋があった。白いニワトリさんと今から思えはチャボさんもいたよな。
卵を産んでいるので、取りにいかないといけないんだけど、 それが怖くてたまらなかった 。
卵を取ろうとすると、ニワトリさんがツツキにくるではありませんか。

ニワトリさんは、そりゃー卵を取られるんだから、ツツキにくるよね~
でも、ほんとに「痛い!ごめん!わっ、痛い。ごめんよ~」の繰り返しで5~6個取ってくる。
その卵が、毎日の朝食だった。
特に、たまごかけご飯は本当においしかったのを記憶している。
ニワトリさん毎日ありがとうさんでした。
 

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